現在わが国の主要なエネルギー源である石油・石炭などの化石燃料は限りがあるエネルギー資源です。 これに対し、太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーは、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇しないエネルギーです。 これらは、「再生可能エネルギー」ともいわれます。 その中でも弊社は太陽熱(太陽光に含まれる赤外線を熱として利用することで水を温める)にスポットをあて研究開発してまいりました。
原油や天然ガス等は、いつかは枯渇してしまいます。 しかし、太陽エネルギーは太陽が存在する限り枯渇することのないエネルギーで、しかも基本的には無料のエネルギーです。
右図:環境省「低炭素社会構築に向けた再生可能エネルギー普及方策について(提言)」2009年2月
イスラエル・スペイン・インド・韓国・米国ハワイ州 等で制度が導入されている。
またブラジルでは公営住宅への導入プログラム(30万~40万個)が開始され普及が急速に進み始めている。
【ハワイ州】
米国、ハワイ州ホノルル発-ハワイ州のリンダ・リングル知事は6月26日、同州で最も豊富な再生可能エネルギー源の一つである太陽熱の利用を増やし、輸入石油への依存度を減らす法案に署名をした。これにより、同州は、新築一戸建て住宅に太陽熱温水器の設置を義務づける全米初の州となる。
この法案は、2010年1月1日以降、太陽熱温水器を設置しない新築一戸建て住宅に対しては、建築許可を出さないというもの。ただし、森林地帯など太陽光が届きにくい場所に建設する場合、全体的に見てソーラーシステムのコストが高くつくときや、その建物が代わりの再生可能エネルギー源を利用するときには、例外として認められる。
「この法律は、ハワイ州のエネルギー自給に向けた長期計画において重要な一歩を示すものです。2030年までに、ハワイ州で使用するエネルギーの70%をクリーンエネルギーで賄うという目標を達成するためには、太陽光だけでなく、この土地の再生可能資源を大いに利用した革新的なエネルギー対策を進めていく必要があります」とリングル知事は語る。
(ハワイ州知事HPより)
【中国】新築住宅に太陽熱温水器設置を:北京市が義務化[建設]
北京市が一部の住宅物件を対象に、暖房用に太陽熱温水器の設置を義務付ける見通しとなった。太陽熱温水器の設置を強制的に行うのは全国でも初めて。
各種措置を打ち出すことで、市内住宅物件の省エネやエネルギーの効率化を図る。
修正案によると、今後新築・改築する12階建て以下の住宅物件には暖房用太陽熱温水器の設置を義務付け、太陽熱システムの普及を図る。
12階建て以上の住宅物件については物件の構造など複数要因から設置を判断する。
同システムの利用に当たっては各部屋に温度が調節できるバルブを設置。独自のメーターを各戸に設置することで、利用した分だけ料金を支払う仕組みを作る。
2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | |
中国 | 65,100 | 79,898 | 87,500 | 101,500 | 117,600 |
トルコ | 6,615 | 7,105 | 7,446 | 8,425 | 9,323 |
ドイツ | 5,638 | 6,579 | 7,246 | 8,377 | 9,182 |
日本 | 5,051 | 4,875 | 4,421 | 4,335 | 4,050 |
その他 | 19,898 | 4,875 | 25,699 | 29,272 | 33,338 |
計 | 102,302 | 120,708 | 132,312 | 151,908 | 173,492 |
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